2006年の夏には
ダニエル・シュミット監督が、そして、新作の完成のニュースを嬉しく思っていたら11月
20日に
ロバート・アルトマン監督がお亡くなりになった。好きな監督のお一人。
アメリカ人ながらヨーロッパでの評価の方が高いような気もする。アルトマン監督作品で好きなものは多い。特に群像劇はどれも!この『ウェディング』を最初に観て監督の名前を知った。
ミア・ファローが出ているので観たのだった。もう!とっても楽しくて色んな事が起きる起きる。富豪の御曹司と名家の子女の結婚式とパー
ティー。その二つの舞台で繰り広げられる様々な人間模様。両家の家族と結婚式のコーディネーターやカメラマン、料理人たち48名。これだけの人が出てくるのでなかなか1度では名前やどちらの身内の人なのかよく分からない。でも、とんでもないことが次々と起こり、ミア・ファローのねじが歪んでいるかの様な可愛らしさも最高!そして、私はこの映画で初めて
リリアン・ギッシュを観ることができた。名前しか知らずもう老女優のお年の頃なので婿側の祖母の役。それも、結婚当日に亡くなってしまうという。奇想天外な可笑しさで最後は何となく不可思議なぼんやりさ。エンディング・ナンバーはこれまた大好きな
レナード・コーエンの歌声が流れる♪豪華キャストなのもとっても贅沢な気分。そんな思い入れの強い作品のひとつを思い出しながら追悼。