2004-01-01から1年間の記事一覧

『叫びとささやき』 イングマール・ベルイマン監督 (1972年)

久しぶりに「叫びとささやき」を観た。初めて観たベルイマン作品は「ある結婚の風景」だった。でもまだ幼すぎて意味が分からず感動したとも何も感想が言えないのでまた観てみたいと思う。この「叫びとささやき」は20代になってから観たものでとても衝撃を受…

トレーシー・ハイド

トレーシー・ハイド : TRACY HYDE 1971年「小さな恋のメロディ」を初めて観たのは思春期の頃。ダニエル君とメロディちゃん はおそらく小学生だから11,2歳同士。そんな幼いカップルが結婚式を挙げてしまう。 マーク・レスターもたまらなく可愛い!でも此処で…

パトリシア・ゴッジ

パトリシア・ゴッジ : PATRICIA GOZZI 1962年「シベールの日曜日」を10数年振りに観る事が出来た。当時の私は12才の少女役のシベールに深く感情移入して魅入ったものだ。最後の悲しい結末に号泣した。「可哀想なシベール!」と。父親に捨てられ(修道院の寄…

ホープ・サンドヴァル:HOPE SANDOVAL /MAZZY STAR

ホープ・サンドヴァル:マジー・スター 「MAZZY STAR/ SO TONIGHT THAT I MIGHT SEE」 1993年 英国を中心にヨーロッパの音楽たちに魅了されてきた私。でも、ニューヨークだけは特別に好きな米国の宝庫だった。それは洋楽に目覚めて直ぐの事なので理由もきっ…

カトリーヌ・ランジェ:CATHERINE RINGER/LES RITA MITSOUKO

カトリーヌ・ランジェ:レ・リタ・ミツコ 「マーク&ロバート/LES RITA MITSOUKO / MARC & ROBERT」NEW WAVEという80年代のシーンの真っ直中にいた私は、今でも当時の鮮烈なる出会いが何処かに住み続けている。英国の音楽に留まらず他のヨーロッパから、N.Y.…

私の好きな歌姫★ジュリアンヌ・リーガン:JULIANNE REGAN /ALL ABOUT EVE

ジュリアンヌ・リーガン:オール・アバウト・イヴ 「スカーレット・アンド・アザー・ストーリーズ/ALL ABOUT EVE / SCARLET AND OTHER STORIES」ベティ・デイビス主演の「イヴの総て」を由来とする「ALL ABOUT EVE」というグループが1985年にデビューした。…

ローズマリーの赤ちゃん

ローズマリーの赤ちゃん/ROSEMARY'S BABY 1968年 アメリカ映画 【監督】 ロマン・ポランスキー 【出演】 ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン、シドニー・ブラックマー私の好きな女優というと多くはヨーロッパのお方。でも、アメリカ人…

『ルー・サロメ 善悪の彼岸』 リリアーナ・カバーニ監督 (1977年)

ルー・サロメ 善悪の彼岸 ノーカット版監督:リリアーナ・カバーニ出演:ドミニク・サンダ、エルランド・ヨセフソン、ロバート・パウエル (1977年・イタリア/フランス/西ドイツ合作映画)★ルー・アンドレアス・サロメ:LOU ANDREAS SALOME/ドミニク・サンダ:…

アナ・トレント

アナ・トレント:ANA TORRENT 1973年後にも先にもこんな少女子役は現れないだろう!アナ・トレントは奇蹟の深い眼差し で演技を超える。言葉以上にあの目が静かに語るのだ。「眼を瞑り、語りかければそ れは現れる、ソイ・アナ」・・・純粋に闇をも見つめる…

黒衣の花嫁

黒衣の花嫁/LA MARIEE ETAIT EN NOIR 1968年 フランス・イタリア合作映画 【監督】 フランソワ・トリュフォー 【出演】 ジャンヌ・モロー、ジャン=クロード・ブリアリ、ミシェル・ブーケ、クロード・リッシュ、シャルル・デネ ジャンヌ・モロー!この今もな…

『ベニスに死す』 ルキノ・ヴィスコンティ監督 原作:トーマス・マン (1971年)

この作品はいつ、何年経っても「素晴らしい!」。でも、困った事に私はヴィスコンティ無しでは生きていけない位に常日頃から離れないのだ、各作品の各シーンが。10代,20代,30代・・・ときっと一生離れないであろう「美」の結晶の様な存在。ルキノ・ヴィスコ…

ブライアン・フェリー:BRYAN FERRY

ロキシー・ミュージック:ROXY MUSIC 「ストランディッド」私のレコード棚を眺めると圧倒的に女性ヴォーカルものの占める割合が大きい。でも、ある一角に静かに結構な年月を一緒に過ごしている人達が居る。そこにはロキシー・ミュージックやブライアン・フェ…

『ラ・パロマ』 ダニエル・シュミット監督 (1974年)

初めて観たのは今から10数年前。同じ頃「今宵かぎりは」も観る機会が有り、それ以来このイングリット・カーフェンはお気に入りの女優様なのだ。そして、監督のダニエル・シュミットの魔法の様な映像にクラクラしファンになった。私の好きな題材が各所に散り…

私の好きな映画たち (随時更新一覧)

私の好きな映画たち (随時更新一覧)★この一覧は、既に感想等を書いたものとこれからの予定のものを忘れるので並べています。好きな作品はまだまだあります。また、新しい作品や未見作品を鑑賞後に好きになる映画も増え続けると思いますので、随時更新いた…

『暗殺の森』 ベルナルド・ベルトルッチ監督 (1970年)

私の趣味のサークル"BRIGITTEの会"の会報誌にも最初にドミニク・サンダ(普段ドミニク様とお呼び敬愛しているお方)作品について書いた。まだ観ていない作品もあるけれど観たものは全て!好き。絶対的な私の理想の"美"が集結していると断言できる。大好きな…

『イーディ:チャオ!マンハッタン』 主演:イーディ・セジウィック (1971年)

EDIEあるいはEDITHという女性を知った時、既に彼女はこの世を去っていた。でも、何か掻き立てられるものを感じてしまった。それは在る一枚のモノクロームな写真だった。か細い身体でショートカット(後に銀髪と知る)、レオタードタイツ姿があまりにも美しく…

シャルロット・ゲンズブール

シャルロット・ゲンスブール:CHARLOTTE GAINSBOURG 1986年今や着実に大女優への道を自然体で歩み続けるシャルロット。でも、どうしても14〜15才頃のこの様な表情、眼差しは忘れられないものとして私の心に刻まれている。小鳥の囀りの様な小さな声、あどけな…