『ブレイブ ワン』 ニール・ジョーダン監督 (2007年)

私は子供の頃から映画が大好きで今に至る。両親の影響は大きく古い映画に好きな作品が多いけれど、同時代的な作品も平行して観ることも続けている。ジョディ・フォスターは私よりお姉様だけれどまだ40代なのにこのキャリア。ジョディやナスターシャ・キンスキーは同時代的な女優さまとして、今もずっと大切な存在。この女性版『狼よさらば』とも言われる『ブレイブ ワン』は賛否両論のようだ。愛する恋人を殺されその復讐をしてゆく女性エリカ(ジョディ)の姿...。

私は好きな映画だった。けれど、理由はすべてジョディ・フォスターという女優さまの魅力に尽きる!復讐が良いとか悪いかとはまた別のことで、ただただこのエリカに釘付けとなっていた。このような強い女性を演じるジョディはハマリ役なのかもしれない。あの知的で涼しいクールな瞳。小柄なのだけれどとってもかっこいい!このDVDのジャケットと同じ大きなポスターが貼られていた。宣伝用のものでよく伺うレンタル屋さんに。あまりにも素敵なので見上げてぽお〜っとしていたら、お優しい店員さまが貼りかえる時にくださると仰った。そして、本当に頂いた。稀なる女優のおひとり。子役から生き残るだけでも大変なこと。なのに、オスカー2度獲得!ずっと作品を追う、これからも。美しく年を重ね、強い意志と信念。あの凛々しいお姿にジョディ・フォスターの歴史が刻まれている。50代、60代のジョディも楽しみ!観る者をひきつける力。私は単純にその魅力に引き込まれていたい。映画の素晴らしさや観方は様々だけれど、観終えた私はひとりで”かっこいい!ジョディ素敵!”を連呼していた。その心の喜びは私に何かしらのエネルギーを与えてくださるのだろう。私のミューズのおひとり。IQは180とも200とも言われる。小さな頃から働いてきたジョディは家族を支えてきたのだろう。父親不在の家庭。

ジョディのお話はひとつの作品から長々と続く。少女時代の作品は『クララの森・少女愛惜』にカテゴリーがあるので追々に。こちらの更新が止まっていたけれど、最近観たもので感想をメモしておきたい感動した映画がまだまだあるけれど、その時に書かないと気持ちが違うのでタイミングを逃しがち。ニール・ジョーダン監督作品、結構好き!この『ブレイブ ワン』の製作者の名にジョディもいる。次の『幸せの1ページ』はまったく違う役柄を演じたジョディ。これからも色んな役を演じて頂きたいな☆

ブレイブ ワン 特別版 [DVD]ブレイブ ワン/THE BRAVE ONE
2007年・アメリカ/オーストラリア合作映画
監督:ニール・ジョーダン 音楽:ダリオ・マリアネッリ 出演:ジョディ・フォスターテレンス・ハワード、ナヴィーン・アンドリュース、メアリー・スティーンバージェン