『羊たちの沈黙』について語るアンソニー・ホプキンス
「おのれの精神という下水に住んでいる男を思った。地下にうごめく生き物といったものを感じとりたいと思った。暗闇に潜む、高い教養を身につけた地下生物だ。」
「カメラに向かって立つ前に、ひじょうに強いイメージをもっていなければならない。レクターの場合は、まず最初に声を決めた。あとは簡単だった。脚本を読んでいると、頭の中で二つの声が混じり合って聞こえた。それを使わせてもらった。」
アンソニー・ホプキンス「スクリーン・デビュー」より
★その声というのは、故トルーマン・カポーティと、映画デビュー作(1968年の「冬のライオン」)で共演した母親役のキャサリン・ヘプバーン。
(追記)
★ジョディ・フォスターはこの映画の撮影中、毎日ずっと怖かったとインタビューで語っていた。
「羊たちの沈黙」:THE SILENCE OF THE LAMBS
1990年 アメリカ映画 ジョナサン・デミ監督
出演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン、テッド・レヴィン