スティル・クレイジー

スティル・クレイジー:STILL CRAZY
監督:ブライアン・ギブソン 出演:スティーブン・レイ、ビル・ナイ、ジミー・ネイル、ティモシー・スポールビリー・コノリーブルース・ロビンソン、ジュリエット・オーブリー、ヘレナ・ベルイストルム、リー・ウィリアムズ、フィル・ダニエルズ、ハンス・マシソン
(1998年・イギリス映画)たいそう大好きな映画。豪華な中年ロッカー達を演じる男優陣、彼らを見守るカレン役のジュリエット・オーブリー、レイの奥様アストリッド役のヘレナ・ベルイストルム(ここではとてもコミカルな演技でキュート!)。最初はビル・ナイお目当てで観たもの。ここでは2代目のヴォーカリストのレイ役で、上手くはないのだけれど何故か似合ってしまうロッカー役(『ラブ・アクチュアリー』に引き継がれているキャラ)。

70年代に人気のあったストレンジ・フルーツというバンドが20年ぶりに再結成し最後は奇跡で終わる。テンポ良くお話は進みアッという間に観終えてしまう傑作音楽コメディ映画。それも、英国ならではの!ロック版”フル・モンティ”とも呼ばれるのも然り!日常は冴えない日々を送っているのだけれど、ステージでは違う。中年ロッカーのおかしな悲哀もサラリと漂う。クスクス笑ったりするのだけれど、最後は胸に沁み入る感動で涙する私。バラード曲を馬の合わないレスとレイの奇跡のデュエットが実現。伝説のギタリスト役ブライアンも登場!老いても素敵なブルース・ロビンソンの久しぶりの役者としての出演に感激☆そして!最初の方にしか出演シーンはないけれど、とびっきりの美青年!リー・ウィリアムズが初代ヴォーカリストのキース役で登場するのだ。とにかく美しい!!アッという間に見終えるので、また再生し登場シーンを再見して悦に入る。

私にはとっても豪華すぎる見所満載の作品。サントラにはジェフ・リン(E.L.O.)も参加。『さらば青春の光』のジミーことジェフ・ダニエルズもちょこっと出てくる。70年代のグラムロックな雰囲気、モット・ザ・フープルの名や、ユーライア・ヒープエアロスミスの名も。トニー(スティーブン・レイ)の唯一の宝物は神様の歯(殴られた時に落ちたというジミ・ヘンドリックスのもの)で、いつも持ち歩いているようなのだ。死んでしまうキースと伝説のギタリストのブライアンは兄弟という設定★英国好きには愉快な映画で大満足なのでした。もちろん、ビル・ナイもとっても素敵に可笑しい☆

stillcrazycinemachouchou
レス(ジミー・ネイル)とレイ(ビル・ナイ)♪