『アパートメント』と『ホワイト・ライズ』

アパートメント (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】アパートメント/L' APPARTEMENT
   1996年・フランス映画
監督:ジル・ミモーニ 脚本:ジル・ミモーニ、ピラール・トマス=ジメネス 撮影:ティエリー・アルボガスト 音楽:ピーター・チェイス 出演:ヴァンサン・カッセルモニカ・ベルッチロマーヌ・ボーランジェ、ジャン=フィリップ・エコフェ、サンドリーヌ・キベルラン、エヴァ・イオネスコ

書こうと想っている映画は溜まる一方。これも随分前になるけれど『ホワイト・ライズ』を観て、『アパートメント』を観直した時の印象を。『ホワイト・ライズ』でのジョシュ・ハートネットはなかなか好きだった。ダイアン・クルーガーが好きなので観たのだけれど、ハリウッド・リメイクながら結構愉しめたもの。でも、『アパートメント』を久しぶりに再見すると、やはりこちらの方が断然面白くトリックも結末も悲愴感を残し好きだと再確認した。このフランス映画の『アパートメント』の共演を機に、ヴァンサン・カッセルモニカ・ベルッチはご縁が出来ご夫婦となられたのだったと想う。今観ると、みんなお若い!ロマーヌ・ボーランジェ扮するアリス役が実はとても複雑で重要な役。そんな点も『ホワイト・ライズ』の方では違った感じ(リメイクなのだから同じではないのだけれど)。このDVD化のジャケットにも当時のビデオにも表紙に登場しないリュシアン役のジャン=フィリップ・エコフェも重要な役。私はこうしたややこしい展開のサスペンスは好きなのだけれど回転が鈍いので、幾度も観ないと理解できない。よって、これで『アパートメント』は3度観たことになる。秀作だと想う!エヴァ・イオネスコがちょこっと空港の受付で出演しているけれど、このお方はやはり少女時代が良い★

『アパートメント』の劇中で、効果的にかつ印象深く使われている楽曲は、シャルル・アズナヴールの『今ぞ、この時』(名曲!)。『ホワイト・ライズ』では英米のインディーシーンの楽曲たちが多く流れていたけれど、私の大好きなマジー・スターの『フラワーズ・イン・ディセンバー』も使われていてこれはとても嬉しかった!!

ジョシュ・ハートネット主演の2008年作品で『8月』(仮題)ではデヴィッド・ボウイ様とも共演されている。未見なので公開が楽しみ♪そろそろだろうか...。それにしても、最近のアメリカ映画はリメイクが目立つように想うのだけれど、音楽だってカバー曲が目立つのと同じなのだろうな。良い作品は受け継がれてゆくものなのだと想う♪

★《アパートメント》の主要な役柄とキャスト★
マックス役:ヴァンサン・カッセル 
リザ役:モニカ・ベルッチ 
アリス役:ロマーヌ・ボーランジェ 
リュシアン役:ジャン=フィリップ・エコフェ 
ミュリエル役:サンドリーヌ・キベルラン 

★《ホワイト・ライズ》の主要な役柄とキャスト★
マシュー役:ジョシュ・ハートネット
リサ役:ダイアン・クルーガー
アレックス役:ローズ・バーン
ルーク役:マシュー・リラード
レベッカ役:ジェシカ・パレ

ホワイト・ライズホワイト・ライズ/WICKER PARK
   2004年・アメリカ映画
監督:ポール・マクギガン 脚本:ブランドン・ボイス 撮影:ピーター・ソーヴァ 音楽:クリフ・マルティネス 出演:ジョシュ・ハートネットダイアン・クルーガーローズ・バーン、マシュー・リラード、ジェシカ・パレ

※こちらの映画ブログ(『クララの森・少女愛惜』では少女や少年映画のことを綴っています)にも、好きな映画が沢山あるので、もっと更新をマメに綴ってゆこうと想います。どうぞ宜しくお願い致します!