『地球に落ちて来た男』 ニコラス・ローグ監督 主演:デヴィッド・ボウイ (1976年)

cinema-chouchou2007-01-08


”デヴィッド・ボウイほど、ふたつの分野(映画とロック)にエネルギーを注ぎ、成功している例はない。”と水上はるこ氏を始め多くの方が語っておられる。そういう文章を拝読する度に”流石!ボウイさま〜♪凄いです。”って誇らしく嬉しく思う。今日はボウイさまの60歳のお誕生日でもあるので、ボウイ映画と決めていた。ボウイ映画と言えば、やはりニコラス・ローグ監督の「地球に落ちて来た男」。ちょっとした内容や感想は『ボウイ館』でも綴ったのであまり重複しないように。このニコラス・ローグ作品はボウイがロック界のスーパースターではなく、過去の美青年俳優のおひとりならば、きっと”カルト映画”とされていたように思う。SFというジャンルの傑作という扱いの今日だろうけれど。でも、”愛の物語”だと監督は語っていたし、ジャンルに囚われない不可思議な映画。とにかく、ボウイが美しい!あの痩せこけた真っ白い肌。変な歩き方。自ら選んだお衣装やサングラスなど...全てボウイの為の映画のよう。宇宙人役もこの頃のボウイは正にハマリ役。本当にこの世に住んでいる人なのだろうか?と思っていた程。レンタル屋さんによっては、音楽のコーナーに置いているお店もあった。それはデヴィッド・ボウイという名前が大きいからなのだろう。ボウイは元々演劇畑のお方で、映画ファンとしても有名。俳優デヴィッド・ボウイとしても認知されているけれど、どうしたって音楽シーンに与えた影響は計り知れない。今も現在進行形であることも安易なことではないだろう!

地球に落ちて来た男 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
地球に落ちて来た男/THE MAN WHO FELL TO EARTH
1976年・イギリス映画
監督:ニコラス・ローグ
出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク