『第60回カンヌ国際映画祭』授賞式に感涙♪

canneカンヌ映画祭終わりました。泣いたり笑ったりで睡眠不足です。

小さな低予算でも有名な監督作品でなくてもどこの国の作品でも評価されるカンヌ映画祭。審査員長の意向がかなり大きく影響すると言われているので、毎回楽しみ。期間中に色々なハプニングも起こったりするし。シャロン・ストーンはまた株が下がったようでやっぱり高慢な気がしたかな?お祭りなのだから...って大人気ないと思った。松ちゃんこと松本人志監督がカメラドール候補に挙がっていたけれど、受賞は逃した。でも、ちょっと観れたし松ちゃんのコメントも面白かった、どこでもあの感じ。北野武監督は世界の監督35人のお一人に選ばれ、ちょんまげの被り物でレッドカーペットに登場したりして愉快だった。グランプリに河瀬直美監督の『殯の森』もとても好きなテーマなので観たいと思った。パルムドールルーマニアの監督が受賞!半年前まで製作資金の工面をしていたそうだ。まだお若い監督でプレゼンターの大女優ジェーン・フォンダの横で初々しかった♪今回もフランス映画のパルムドールは無かったけれど、英国映画もノミネートになく...でも、ハンガリールーマニアなど、普段あまり観る機会のない国の作品や監督、スタッフ方が評価され注目を浴びるというがいい。なので、カンヌやヴェネチア、ベルリン映画祭が好きなのかも。

脚本賞のプレゼンターになんと!!シャーロット・ランプリングさまが登場され(真夜中に悲鳴を上げてしまった)、女優賞のプレゼンターに白髪の70歳を超えても素敵なアラン・ドロンが登場され(25年前に亡くなった素晴らしい女優ロミー・シュナイダーを讃え、みんなが拍手をしていた。私はもう感涙で一緒に拍手をした)、グランプリのプレゼンターはキャロル・ブーケだったし、最後のパルムドールジェーン・フォンダ!もう60回の記念すべきお祭りに相応しい豪華な顔ぶれ、でも受賞者は大物たちが少なかった。記念賞にガス・ヴァン・サントが選ばれた(その新作の主演の男優さん、少し観れただけだけれど綺麗なお顔だったようで気になった)。キアラ・マストロヤンニのお姿も会場にあり、司会はダイアン・クルーガーだったし、審査委員の中にはフランスの大名優ミシェル・ピコリ(ロミーとの共演も多い)、サラ・ポーリートニ・コレットのお姿も拝見でき楽しかったぁ〜♪アラン・ドロンは受け狙いなのかSTARというシルバーのブローチをジャケットにつけていて可笑しかった。でも、スターだから☆心臓を患ったという情報もあったけれど、お元気になられて(少し痩せられたようだった)良かった!

<受賞結果>
パルム・ドール
『4か月、3週間と2日』
クリスティアン・ムンジウ監督)

【グランプリ】
『殯(もがり)の森』
河瀬直美監督)

【60回記念賞】
ガス・ヴァン・サント監督
(『パラノイド・パーク』)

【最優秀脚本賞
ファティ・アキン
(『エッジ・オブ・ヘブン』)

【最優秀監督賞】
ジュリアン・シュナーベル
(『潜水服と蝶』)

【最優秀男優賞】
コンスタンチン・ラウロネンコ
(『バニッシュメント』)

【最優秀女優賞】
チョン・ドヨン
(『シークレット・サンシャイン』)

【審査員賞】
『ペリセポリス」
マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー)

【カメラ・ドール】
批評家週間
『メドゥーゾット』
(エトガール・クレット&シーラ・ゲフィン)

★皆様、おめでとうございます〜♪