ケイト・ブッシュ(KATE BUSH)がきっかけ♪

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デヴィッド・ボウイ(敬称略)は私の今もなお継続されている”ミューズ”であり”カリスマ”の域のお方。このような自分自身の中に”アイドル”と”ヒーロー”が存在するようだ。かなり重なりあっているという点も何となく分かってはいるけれど。

ボウイは別格なので女性、男性とかを超えている。その前提で私はとてもかなり女性ヴォーカルが好き。何故だかは分からないけれど持っているレコードやCDの多くが女性アーティストで、俳優にしても好きな女優は男優の何倍もの数となっている。「私は女性ヴォーカルが好きだなぁ〜♪」って意識したのは、間違いなくケイト・ブッシュとの出会いから。ここはただ大切な想い出や今も心に住む愛すべき人達を連ね、思うままに綴る場所。なので、ケイトのデータ的なことやディスコグラフィーも載せない。ケイトは比類なき孤高のヴォーカリストなので、『魅せられし声の美力』にも登場して頂くお方。ケイトは私にとって美しきミューズのお一人なのです☆

ケイトは1977年のデビューからもう30年のキャリアながら、「レッド・シューズ」辺りからとてもリリースのインターバルが長いので、オリジナル・アルバムは年数の割りに多くはない。でも、クオリティの高さは維持され続けている。私は残念ながらリアルタイムは『魔物語』から(アルバムとしては)。でも、東京音楽祭に出演された時をかすかに記憶している。不思議な美麗なレコード・ジャケットと曲名に反応し、そして音域の広い、素晴らしい表現力や世界観にすんなりと呑み込まれてしまったようだった。音楽好きの友人たちが増えてゆく中で、ケイト・ブッシュという存在は有名ながら、意外と苦手だと仰る方々も少なくは無いと知った時、新鮮な驚きだった。でも、言われてみるとそうなのかなぁ〜と思える。それ程、圧倒的な個性と世界観をお持ちのお方なので。ルックス(私は大好き!)から苦手という忘れた頃に連絡を下さる友人がいる。ボウイの事でも、「綺麗すぎて怖い」とか言われた事がある。ほぉ...っと考えてしまうけれど、人それぞれの感性と生理的なもの、美的感覚も様々なのだから。なので、聴いたこともないのに頭ごなしに罵倒されると流石にムカって思うけれど、そういう他の人達のそれぞれのお話をお聞きするのは好きなのだ。もちろん、誉め讃え合うのも大好きだけれど♪

ケイトは”女性版デヴィッド・ボウイ”と称されたこともあり、同じリンゼイ・ケンプの弟子だということもあり、その事をご本人も光栄だと語っておられたので、ますます大好きになったものだ。途中からライヴを大々的にされなくなったけれど、初期のライヴなどを拝見すると極めてしまっているような感じにも思える。完璧主義者としても有名なので、何度も録音し直したり、一時期は狂気すら醸し出していた。天才なのだ。こうして表現するために生まれて来たお方なのだと思える。他に似た人はいない。誰も真似の出来ないヴォーカリストであり独特の世界観を表現される。最近はふっくらされているけれど、まだ今年の7月30日で49歳(30年のキャリアなのに!)また、次作に何年待たされようがケイトはゆっくり気長に待てる。