アントニオーニとベルイマンの2大巨匠の逝去

ミケランジェロ・アントニオーニ(94歳)とイングマール・ベルイマン(89歳)、このイタリアとスウェーデン(出身というだけで、もう国際的な大巨匠なのだ!)の2大巨匠が2007年7月30日、同じ日に死去されたというニュースは訃報ニュースに疎い私でも直ぐに伝わってきた。タルコフスキーベルイマン好きに共通の友人より。

去年はダニエル・シュミットロバート・アルトマン。また私の好きな監督がお亡くなりになられた。古い映画が好きなのだと確認するような感じ...大監督で私が生まれる前から名作を多数製作されていた方々なので言葉が出ない。残された作品は永遠!ありがとうございました☆でも、寂しいなぁ。

アントニオーニ監督の最初に観た映画は『太陽はひとりぼっち』、映画館で観たのは『ある女の存在証明』。ベルイマン監督の最初に観た映画は『野いちご』、映画館で観たのは『秋のソナタ』・・・共に母との想い出も巡る私の心の宝物のようだから上手くまだ綴れない。

1960年のカンヌ国際映画祭の豪華さ!これを留めておこう。
パルム・ドール】  「甘い生活」  フェデリコ・フェリーニ
【審査員賞】  「情事」  ミケランジェロ・アントニオーニ  「鍵」  市川崑
国際映画批評家連盟賞】【特別賞】  「処女の泉」 イングマール・ベルイマン

1960年のアカデミー賞では、ベルイマン監督の「処女の泉」は外国語映画賞を受賞されている。この豊饒なる時代を想い、今を生きる私。