『青い鳥』 ジョージ・キューカー監督 原作:モーリス・メーテルリンク (1976年)


青い鳥:THE BLUE BIRD
監督:ジョージ・キューカー 原作:メーテルリンク 出演:エリザベス・テイラー、トッド・ルッキンランド、パッツィ・ケンジット、エヴァ・ガードナージェーン・フォンダ、ナジェジダ・パブロワ、マルガリータ・テレホワ、ロバート・モーレイ、ハリー・アンドリュース、シシリー・タイソン、モナ・ウォッシュボーン、スティーヴン・ワーナー
(1976年・アメリカ/ロシア(旧ソ連)合作映画)

ベルギー生まれのフランスで死去された詩人・劇作家・哲学者、ノーベル文学賞作家でもあるメーテルリンクの原作を、冷戦時代に初のアメリカ・ソ連合作の映画として製作された作品。小学生の頃に読んだ『青い鳥』。兄と妹のチルチルとミチルの青い鳥探しの旅は、今も忘れられないお話のひとつ。こうして回帰してゆくこと、懐かしい想い出たちを呼び戻すことができることを、とても嬉しく思う。全くの個人的な気持ちながら♪探しているもの、必要と思うもの、大切なもの...すぐ傍にあるものだと、今こうして幼い頃に読んだ童話の世界から教えていただくことができる。なんて!素敵なこと☆と夢幻の世界と今を生きる現実の世界の私は歓喜する。

素晴らしい豪華なキャスティングとスタッフ方。ミュージカル映画とされているようだけれど、実はミュージカル色は敢えて抑えられて作られたような展開。当時、7.8歳だった頃のパッツィ・ケンジットがミチル役で可愛らしい♪チルチル役の少年はこの映画がデビューとなる10歳の美少年♪脇役はハリウッドの大物女優方やソ連を代表する俳優方、英国映画『星の王子さま』のスティーヴン・ワーナー坊やもゲスト出演と豪華絢爛!リズ・テイラーは”大人にこそ、大切な物語です。”と4役で出演されている。リズ44歳の頃、とてもお美しい!!そして、小さな子役たちは大健闘。お衣装やセットも美しく、バレエのシーンは少ないけれどソ連側からは当時のレニングラード・バレエ団が参加と、夢のような作品☆出演の女優さまに好きな方が多いので、もう全てにうっとりな大好きな映画なのです♪ラストのチルチルの”みなさんのうち、どなたでもあの鳥を見つけたかたがあったなら、どうかぼくたちに返してください。(幸福のために)必要なんです。”の名台詞☆