『パンズ・ラビリンス』 ギレルモ・デル・トロ監督 (2006年)

cinema-chouchou2008-04-01


パンズ・ラビリンス/EL LABERINTO DEL FAUNO
2006年・メキシコ/スペイン/アメリカ合作映画
監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ 撮影:ギレルモ・ナヴァロ プロダクションデザイン:エウヘニオ・カバイェーロ 衣装デザイン:ララ・ウエテ 編集:ベルナ・ビラプラーナ 音楽:ハビエル・ナバレテ 出演:イバナ・バケロ 、セルジ・ロペスマリベル・ベルドゥダグ・ジョーンズアリアドナ・ヒル、アレックス・アングロ、ロジェール・カサマジョール、マノロ・ソロ

イバナ・バケロはスペイン・バルセロナ(1994年6月11日)生まれで、『パンズ・ラビリンス』で主人公のオフェリアを演じていた可愛い少女♪なので、撮影当時11.12歳。世界的に話題になっていたメキシコのギレルモ・デル・トロ監督による2006年作品。劇場公開前から映画ファンのお友達にお薦めして頂いていたのだけれど、上映期間に間に合わずようやくDVDの発売となった。ギレルモ・デル・トロ監督というととても熱狂的なファンを持つお方で独自の美学をお持ちだと感じる。私はあまり詳しくなくてそれ以前の作品は『ミミック』しか観ていない。この『ミミック』の出演者に好きな俳優方(ジャンカルロ・ジャンニーニジェレミー・ノーザム、ミラ・ソルヴィノ等)が並んでおられたので観た、怖かった!でも、なので、印象は強く残っている...。”ホラー”と言っても様々な作品があるので、ジャンル分けは困難だといつも想う。でも、この『パンズ・ラビリンス』は少女オフェリア(お名前もいい♪)が主役なので、ホラーやファンタジーに美少女は欠かせないのでこの作品もただ可愛い映画ではまったくないけれど映像やお話、そして、このイバナ・バケロの愛らしさが美しくもグロテスクな空気の張りつめる中、絶妙なバランスを保つことに成功しているように想えた。

舞台は、フランコ政権時代のスペイン。1944年、戦争終結後。父親を亡くした少女オフェリアは山奥で身重の母親カルメンと暮らしていた。そこにはゲリラ達も潜んでいる場所。母が再婚したビダル将軍はとても冷酷で残忍な人。オフェリアはその義父が恐ろしくて馴染めないでいた。そんなオフェリアの前に妖精が現れ森へと導く。そこはパン(牧神)の王女の帰還を待つ迷宮。オフェリアはその迷宮に入り課された3つの試練を果敢に挑んでゆく。満月の夜までにその試練を乗り越えることができたなら、魔法の国へ帰ることができるというもの。オフェリアはその国の王女の生まれ変わりなのだとパンは告げる。現実と幻想の世界が巧みに描かれている、この世界観は感動的。結末は・・・・☆

ダークホラーというのだろうか...美術の素晴らしさも圧巻!オフェリアの着ているお洋服も綺麗だし、この時期の少女の脚の美しさにうっとりもする♪この作品はアカデミー賞でも外国語映画賞の有力候補に挙がっていた(ゴヤ賞他世界映画祭で多数受賞された)ので、公告を観た時からこの少女が気になっていた。昨年の秋冬に劇場で観たかった作品を多く見逃しているのだけれど、希望通りには時間は使えないので、こうしてソフト化されるのを待ちわびるかレンタル屋さんのお世話になることが多い。甥たちもたいそうこのようなファンタジックな冒険譚が大好き!なので嬉しい!私も”迷宮”とか”ラビリンス”というイメージがとても好き。『ラビリンス 魔王の迷宮』や『光と闇のラビリンス』、『白銀のラビリンス』(これは未見なので東京の映画狂の友人にそのうち観せてもらおうと想っている)やアニメ作品にもこのようなテーマは多いと想う。

パンズ・ラビリンス DVD-BOX パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD] パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラック