『ピーター・パン』 P・J・ホーガン監督 (2003年) 原作:ジェイムズ・バリー

cinema-chouchou2009-10-12

ピーター・パン/PETER PAN
 2003年・アメリカ映画
監督・脚本:P・J・ホーガン 原作:ジェイムズ・バリ 撮影:ドナルド・マカルパイン 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード 

出演:ジェレミー・サンプター(ピーター・パン)
レイチェル・ハード=ウッド(ウェンディー・ダーリング)
ジェイソン・アイザックス(フック船長/ダーリング氏)
リュディヴィーヌ・サニエ(ティンカー・ベル)
オリヴィア・ウィリアムズ(ダーリング夫人)
リチャード・ブライアーズ(スミー)
リン・レッドグレーヴ(ミリセント伯母さん)
カースン・グレイ(タイガー・リリー)
ジェフリー・パーマー(エドワード・Q・クーチ卿)
ハリー・ニューウェル(ジョン・ダーリング)

【あらすじ】
もうすぐ13歳になるウェンディー・ダーリングの楽しみは、弟達とのちゃんばらごっこ。でも、ミリセント伯母さんは、ウェンディーの口元に《秘密のキス》を発見し、大人になる準備をしなさいと言う。ある夜、目を覚ましたウェンディーの枕元に現れたのは、いつも夢に出てくる男の子、ピーター・パンだった。ピーターは逃げ出した影をくっつけようと格闘中。見かねたウェンディーが針と糸で足に縫いつけてあげると、ピーターはウェンディーをネバーランドへ誘う。そして、ウェンディーは「子どもたちの国」へと旅立つのでした...!

ティンカー・ベル、フック船長、タイガー・リリー、時計ワニ、迷子たち(ロスト・ボーイズ)と繰り広げる心躍る冒険、そしてロマンス。永遠に少年のままのピーター・パンと、大人になりかけた小説家を夢見る少女ウェンディーの物語。

原作はジェイムズ・バリ(ジェイムズ・バリー)。この戯曲の初演は1903年ということで、初演から100年を祝して製作された映画がこのP・J・ホーガン監督による2003年の『ピータ・パン』。ピーター・パン役の少年はジェレミー・サンプターで、彼は史上初めてピーター・パンを演じた男性(男の子)と宣伝されてもいた(実際には舞台で2度、過去にも男性による上演があったそうです)。私は少年の好きなタイプは少女に比べると結構ガッチリとイメージ化された脳髄の「美少年像」があるようで、かなりの確率でヨーロッパの少年子役好きらしい(それも、英国は宝庫であるのは今も変わらない)。なので、整ったお顔をされたお方ながらピーター・パンのイメージとも私はちょっと違っていたという個人的な勝手な感想を抱く。このようなジェレミー・サンプターが主役の映画なので、「少年ファン」の皆様なら、もっと彼の魅力を色々と語ることができるのだと想う。けれど、私はウェンディーばかり、そして、ティンカー・ベルの印象なら強く残っていて「可愛い〜!」とウットリ妖精世界に夢を馳せるばかり。眠っている子供たちの中にレイチェル・ハード=ウッドの実の弟であるパトリック・ハード=ウッドも出演されているそうだ(再確認できるだろうか)。SFXの多用は仕方ないのだろう。英国産のお話とあってか、俳優方は英国陣が脇を固めておられる。フランスからはリュディヴィーヌ・サニエがティンカー・ベル役で出演されていて、とても嬉しいものだった。リュディヴィーヌ・サニエも映画デビューは子役から。レイチェル・ハード=ウッドのウェンディー役は兎に角可愛い!その後も、順調に良い作品に恵まれているように感じているので、これからも素敵な女優さまへの道を追ってゆこうと想う。

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