ルイ・マルが語る『プリティ・ベビー』とルイス・キャロルの関係

<質問>「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」といえば、『プリティ・ベビー』を見ながら、キースキャラダイン扮する写真家ベロックとブルック・シールズのプリティ・ベビーの関係からルイス・キャロルとアリス・リデルの関係を想起せずにはいられなかったのですが、当然ながら意識的に関連づけて描かれたのでしょうか。<ルイ・マル>もちろんです。そう、それは最初からずっと考えていました。実際、ベロックが撮った少女娼婦の写真はルイス・キャロルが撮った少女の写真によく比較されるし、酷似しているのです。ベロックの大部分の写真は若い娼婦たちの写真ですが、その写真集のカバーにもなっている全裸の少女の写真は出色のすばらしさで、少女写真家の第一人者であるルイス・キャロルの写真をしのぐ異様な魅力と不安にみちた美しさです。

『プリティ・ベビー』や、以前の『地下鉄のザジ』や『ブラック・ムーン』などのお話、撮影担当の素晴らしき!スヴェン・ニクヴィストのことなどにも触れながら、このように語っておられ、”やっぱり〜♪”と確信を持て嬉しくなったのでした。

ルイ・マル作品は好きなものが多く、また「ブラック・ムーン」他についても沢山浮かびますので、追々のんびりと感想をと思っています♪

PrettyBabycinemachouchou
超美少女のバイオレット♪